クラウドコスト管理を変える、9月のアップデート
私たちは、クラウドコスト管理ツール「Octo」をよりスマートに、より分かりやすく、そして使いやすく進化させ続けています。
今月のアップデートでは、コスト配分の手法がさらに強化され、コスト予測の精度も向上しました。また、インターフェースも刷新され、よりスムーズなクラウドコスト管理体験を提供します。
クラウド利用と支出管理のアプローチを革新する、これらの新機能をぜひご覧ください。
コスト配分がさらに進化
私たちは、コスト配分を「面倒な作業」ではなく、「クラウドコスト最適化のための戦略的なツール」に変えることに注力しています。
今月のアップデートでは、割引プランの設定から、支出の可視化に至るまで、コスト配分のあらゆる体験を改善しました。
これにより、コストの透明性が一層向上し、より効果的なリソース管理を支援します。
ディスカウントプラン

割引配分の操作を、よりシンプルかつ直感的にしました。
- 新しいテーブルで配分を一目で把握すべての配分オプションを一覧で確認できるようになりました。割引タイプ、契約期間、その他の条件でフィルタリングでき、必要な情報をすぐに見つけることができます。
- ターゲット選択がさらに簡単に 配分先アカウントを、リストから簡単に選択可能になりました。固定割合でも、比率による自動配分でも、視覚的にわかりやすく操作できるようになり、コスト配分の正確性と使いやすさが向上しています。
これまでご利用いただいていたアロケーター名の設定やプレビュー設定などの基本機能は、そのまま変わらずご利用いただけます。
今回の改善点は、それらにたどり着くまでの操作を大幅にシンプル化したことです。
もう、割引の配分で手探りになることはありません。
配分方法を理解するために時間をかけるのではなく、コストをどう戦略的に配分するかに時間を使えるようになります。
さらに、入力ミスの削減により、レポートはより正確に、チームの負担も軽減。
その結果、より高いコスト管理精度とリソースの最適化が実現できます。
コスト使用量の配分

新機能は以下のとおりです:
- 選択プロセスの簡素化: 複雑だったロジックビルダーを、シンプルで検索可能なリストに置き換えました。アカウント、サービス、タグを直感的に選択できるようになり、タグ戦略の強化やコスト分類の精度向上に役立ちます。
- ターゲットの可視性を強化: 新しいアカウントビューにより、コストの配分先が一目でわかります。均等配分でも、実使用量に基づく配分でも、コストの流れが明確になり、より深いインサイトが得られます
これまでのコスト配分設定は、まるでパズルを解くような感覚でした。
しかし今では、フォームに入力するようなシンプルな操作で設定できるようになりました。
これにより、チームはより迅速かつ自信を持って配分を設定できるようになり、
設定ミーティングにかける時間を減らし、クラウド支出の最適化やリソース活用の向上に集中できます。
このスムーズなプロセスは、財務計画や予算管理の精度向上にも貢献します。
コスト配分の可視化

コスト配分の内容が、これまで以上に直感的に理解できるようになりました。
以前は、配分の詳細が「詳細」セクションに埋もれており、把握するには頭の中で計算する必要がありました。
今回のアップデートでは、インタラクティブなビジュアル表示により、コストの流れが一目で分かります。
これにより、組織全体でのコストの可視性が向上し、より詳細なコスト分析が可能になります。
- Direct CostタブとShared Costタブ - 元のコスト、配分額、控除額を1画面で確認できます。Shared Costビューでは、他のアカウントに配分されたコストが明確に表示され、チャージバックやショーバックのプロセスが改善されます。
- グループ化された料金 - 税金関連の項目など、類似のコスト項目がグループ化されて表示されるようになりました。配分済みの金額もラベルで明確に示され、コストの内訳が把握しやすくなります。
- 適用されたアロケーターの概要 - 各コストグループにどのアロケーターが影響しているかを一覧で確認でき、より効果的なコスト配分ルールの設計をサポートします。
ステークホルダーから「このコストはどこから来たの?」と聞かれたときも、数秒で明確なビジュアルで答えることができます。
この透明性により、チャージバックに関する会話がスムーズになり、
配分の問題を早期に発見・対処できるようになり、
さらに、すべての関係者がコストが適切に配分されていることに安心感を持てるようになります。
これは、クラウドコストのインテリジェンス、財務責任の明確化、
そして全社的なコストガバナンスの大きな前進です。
AWS向けコスト予測機能の改善
AWSコスト管理における予測エンジンを強化し、予算計画やキャパシティの意思決定に信頼できる予測値を提供できるようになりました。
この予測精度の向上は、クラウドの財務管理、支出の最適化、予算の順守を実現する上で非常に重要です。

新機能のご紹介(What’s New?)
- 定期的な料金の対応強化 - サポート費用などの月額料金が予測に一貫して反映されるようになり、請求データ全体の精度が向上しました。
- パターン認識の強化 - 月ごとのスパイクや平日特有の傾向など、請求パターンを自動で検出できるようになり、異常検知の精度が向上しています。
- 安定した日次予測 - 静かな日でも極端に低い予測値が出ることがなくなり、月次全体でのコストトラッキングがより信頼性の高いものになりました。
正確な予測は、正確な予算につながります。
キャパシティの計画を立て、経営層への提案も自信を持って行えるようになります。
特に月初に予測と実績がしっかり一致していれば、差異の説明に時間をかけることなく、最適化施策の推進やコスト削減の実現に集中できます。
この予測精度の向上により、財務計画や支出分析の質もさらに向上します。
よりスマートで洗練された Octo のインターフェース

サイドバーの簡素化
サイドバーを再構成し、必要な機能にすぐアクセスできるようになりました。
もう「その他(More)」ボタンを開いて探す必要はありません。
すべてのセクションがメインナビゲーション上に表示され、コスト管理ツールの操作性が向上し、より効率的なコストモニタリングが可能になります。
ナビゲーションレールの強化
- 折りたたみビュー -アイコンのみの表示に最小化できるようになりました。名前はホバーすると表示され、画面をすっきり保ちながらOctoの操作体験を向上させます。
- サブメニューへのアクセス - アプリケーションのアイコンをクリックすると、サブメニューが開き、コスト分析やレポート機能など必要な場所にすぐアクセスできます。
- 展開モードでのドロップダウン表示 - 展開状態では、直感的なドロップダウンメニューで各機能へのナビゲーションもスムーズに。Octoの各種機能間を素早く行き来できます。
洗練されたインターフェースで、作業効率がさらに向上
機能を探してあちこちクリックする時間が減り、クラウドコストの管理と最適化に集中できるようになりました。
新規ユーザーにとっては、習得のハードルが大幅に下がり、
既存のパワーユーザーにとっては、これまで以上に素早く目的の機能にアクセスできるようになっています。
その結果、クラウドコスト管理の全体的な効率が向上し、より効果的なコスト最適化の提案も支援されます。
Octoの新しい体験、始めませんか?
今回のアップデートはすでに反映されており、クラウドコスト管理をこれまで以上に簡単にしてくれます。
ぜひログインして、新機能をお試しください。
変更点について詳しい説明をご希望の場合は、お気軽に弊社チームまでお問い合わせください。
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今回のアップデートに関するご意見はございますか?
ぜひお聞かせください。
皆さまの声が、Octoを本当に使いたいと思えるクラウドコスト管理・最適化プラットフォームへと進化させる力になります。



