クラウドコスト管理を、よりスマートに。
クラウドコストの管理が、パズルを解くような感覚であってはなりません。
すべてのコストに意味があり、必要なのは単なるデータではなく、意思決定を導く“インサイト”です。
だからこそ私たちは10月、Octoをさらに磨き上げ、コントロール性の向上、より明確な可視化、
そして本当に求められるワークフローの改善に取り組みました。
インサイトレポートをゼロから再設計し、支出パターンを自由な切り口で分析できる柔軟性を実現しました。
毎月の固定スナップショットが必要な場合も、ウィジェット単位の動的なカスタマイズが必要な場合も、
Octoなら対応可能です。
さらに、面倒だった料金配分の設定も大幅に簡素化し、これまで煩雑だったプロセスを
驚くほどスムーズにしました。
それでは、今回のアップデート内容をご紹介します。
インサイトレポート:柔軟性とインテリジェンスの融合
クラウドコスト管理の戦略は企業ごとに異なり、レポートもそれに応じたものであるべきです。
今回のアップデートで、インサイトレポートはさらに進化。
よりスマートなテンプレート、直感的なカスタマイズ、そしてニーズに応じて柔軟に対応できるレポート形式を提供します。
強化されたレポートへのスムーズな移行

変化が業務に影響を与えることがあると私たちは理解しています。
だからこそ、移行はスムーズかつシームレスに。
従来の固定レポートを開くと、新しいレポート作成フローへの移行を案内するバナーが表示されます。
「レポートを作成」ボタンをクリックするだけで、より速く、シンプルで、実際の業務に即した新しいレポート作成体験に進むことができます。
あなたのワークフローに寄り添うレポートテンプレート

すべてのレポートは、デフォルトで「All Account」コストグループをデータソースとして使用するようになり、クラウド支出全体のベースラインをすぐに把握できるようになりました。
しかし、それだけではありません。
各テンプレートには、特定の分析ニーズに合わせて設計されたウィジェットがあらかじめ構成されており、プレビューモードですぐに内容を確認できます。
作成前に適合性を評価できるため、よりスムーズなレポート作成が可能です。
もっと自由に作成したい方のために、「ゼロから作成」オプションをご用意しました。
初期ウィジェットが一切含まれないブランクキャンバスから始めることで、
特殊なレポート要件や独自のクラウドコスト管理フレームワークを持つチームにも、最大限の柔軟性を提供します。
2種類のレポート形式、広がる無限の可能性
チームによって、求められるレポートのアプローチは異なります。
そのため、今回のアップデートでは2種類のレポート形式をご用意しました。
固定期間レポートは、一貫性と標準化を重視する形式です。
作成時に選択した「月次」「四半期」「年次」などの期間が、すべてのウィジェットに共通して適用されます。
この形式は、経営層向けのダッシュボードやコンプライアンスレポート、一定期間での比較分析が求められるシナリオに最適です。
作成後は期間が固定されるため、データの整合性が保たれ、混乱のないレポーティングが可能になります。
柔軟期間レポートは、より動的な分析を実現します。
ウィジェットごとに独自の期間を設定でき、必要に応じていつでも変更可能です。
この形式は、コスト最適化チームや財務アナリストなど、1つのビュー内で異なる指標や異なる時間軸のデータを横断的に分析したいユーザーに最適です。
設定の明確化
「レポートの詳細」と「アクセス・権限設定」をそれぞれ独立したセクションに分離しました。
内部のロジックはこれまでと同じですが、構成を見直すことで、より直感的で分かりやすい設定フローを実現しています。
設定項目を探し回る時間を減らし、クラウドコストデータの分析により多くの時間を使えるようになります。
ユーザーに寄り添うダッシュボードウィジェット
ウィジェットのプレビューは、選択したレポート形式とユーザーペルソナに応じて自動的に最適化されます。
各ペルソナには、一般的なレポートニーズに対応したデフォルトのウィジェットセットが自動で読み込まれますが、
そこから自由にカスタマイズすることも可能です。
柔軟性とパーソナライズ性を両立した、より使いやすいレポート作成体験を提供します。

固定期間レポートでは、選択したレポート期間がプレビュー中のレポートヘッダーに大きく表示され、
常に時間軸の文脈を把握できるようになっています。
一方、柔軟期間レポートでは、各ウィジェットがデフォルトで「当月(Month-to-Date)」に設定され、
ウィジェットごとに個別で期間を編集できます。
設定の主導権はユーザーにあり、ヘッダーはシンプルなまま。柔軟性と見やすさを両立しています。

リアルタイムでのレイアウトカスタマイズ
プレビューモードでウィジェットのドラッグ&ドロップによる配置変更が可能になりました。
公開前にダッシュボードのレイアウトを直感的かつスムーズに調整できます。
「公開 → 確認 → 非公開 → 編集 → 再公開」といった手間はもう不要。
最初から納得のいくレイアウトを実現できます。
コンテキストを切り替えずに設定可能
不要な画面遷移を排除し、よりスムーズな操作性を実現しました。
プレビューモード上で、各ウィジェットのケバブメニューから直接設定を変更できます。
「オプション」タブと「表示」タブにリアルタイムでアクセスし、その場で設定を調整、即座に反映されます。
データタイプと可視化タイプは一貫性を保つため固定ですが、それ以外の設定は自由にカスタマイズ可能です。
カスタマイズ機能の拡張
レポート設定を変更したいときは、いつでも全体の構成を編集できます。
分析をさらに深めたいときは、新しいウィジェットやセクションを必要に応じて追加可能です。
クラウドコスト管理の進化に合わせて、インサイトレポートも柔軟に成長していきます。
コンテキストを認識するウィジェット設定
ウィジェットは、ユーザーの選択内容に応じて自動的に設定オプションを最適化するようになりました。
選択したフィルターやデータタイプに基づいて、設定項目がインテリジェントに変化します。
たとえば、「特定のタグのコスト」ウィジェットを設定する場合、選択したクラウドベンダーに応じてタグキーの候補が表示され、
タグキーを選ぶと、それに対応したタグバリューが動的に更新されます。
このコンテキスト認識型の動作により、設定ミスを防ぎ、作業効率が大幅に向上します。
レポート形式に応じた専用オプション
固定期間レポートは、標準化された構成を維持しつつ、「チャート」および「マルチコストグループ」ウィジェットタイプに対してのみ粒度設定が可能です。
レポート期間は作成時に固定されているため、期間設定の変更は行えません。
これにより、分析の一貫性と信頼性が保たれ、クラウドコスト全体を指定した期間軸でブレなく把握できるという、固定期間レポートならではの価値が発揮されます。
柔軟期間レポートは、最大限のカスタマイズ性を提供します。
「チャート」および「マルチコストグループ」ウィジェットでは、粒度設定と期間設定の両方が利用可能で、
「テーブル」および「ツリーマップ」ウィジェットでは期間設定のみが提供されます。
クラウドコスト分析において重要な時間軸を、ユーザー自身で自由にコントロールできます。
料金配分:よりシンプルに、よりスムーズに
コスト配分は、マニュアル片手に進める作業でも、推測に頼るものでもあるべきではありません。
皆さまからのフィードバックをもとに、料金配分プロセスを見直し、より直感的で圧倒的に実行しやすく改善しました

配分対象チャージの見える化
配分ワークフローに入るとすぐに、対象となるチャージの一覧がテーブル形式で表示されるようになりました。
チャージは「手数料」「返金」「税金」などのタイプ別にフィルタリングでき、必要な項目をすばやく特定できます。
このテーブルベースのアプローチにより、配分対象の把握が容易になり、コスト配分の透明性が大きく向上します。
ご安心ください。皆さまが日頃からご利用いただいている基本機能――
アロケーターの名称設定、プレビュー設定、そして配分ロジック――はこれまでと変わりません。
今回の改善では、設定までの導線をよりわかりやすくし、配分対象の選択プロセスをより透明にしました。
ともに、次のステージへ。
今回の10月アップデートは、クラウドコスト管理をより身近に、より強力に、
そして皆さまの業務ニーズにより沿ったものにするという私たちの姿勢を示すものです。
インサイトレポートはワークフローに合わせて柔軟に活用できるようになり、
配分プロセスはさらに効率的に進化しました。
そして何より、これらすべての改善は、マルチクラウド環境で日々課題に取り組む皆さまからの貴重なフィードバックに基づいています。
今回の改善によって、日々のOctoでの業務がどのように変わるかを、ぜひご体感ください。
皆さまの声が、私たちのプロダクト開発を前進させる原動力です。
クラウドコスト管理の本質的な課題を解決できるツールをともに築いていくため、
今後もぜひフィードバックをお寄せください。
関連記事 👉 [リリースノート:2025年10月7日]


